ファイダ・ナドラ

今日は、シーア派のアシュラ祭で休みになった。マハラムの月の10日目なので、単にマハラムと呼ばれたりもする。

アシュラ祭では、ムハンマドの娘婿アリーの息子イマム・フセイン(ムハンマドの孫に当たる)が、イラクのカルバラで虐殺されたことを追悼して、シーア派の人々がフセインの痛みや哀しみを追体験して宗教的陶酔に至る。場合によっては、スンニ派とシーア派の小競り合いになりかねないので、家でじっとしていよう。

シーア派の人にとっては大きな行事だが、スンニ派の人にとってはそれほど大きな関心事ではないらしい。そもそも、アッラー以外の神やイマムを崇拝すること自体がスンニ派の教義にはないのだから、イマムの一人であるフセインを祭る行事には意味が見い出せないのだろう。

アシュラ祭で体を痛めつけることについて、あるスンニ派の人が、

「ファイダ・ナドラ」

とコメントしていた。「ファイダ」は「benefit」のことなので、「There is no benefit」ということになる。ファイダ・ナドラって・・・、宗教はファイダ目当てでやることではないと思うのだが・・・。スンニ派の一部の人がシーア派をどのように知覚してるのかがよくわかるような気がした。

話は変わるが、カブールでは最近火事が多く、昨日はシネマ・パミール近くの建物が燃えているのを目撃した。今日のニュースでは、スーパーマーケットのFINEST(シャリナウにある方)の入った建物が煙を上げている様子が流れていた。空気が乾燥しているから火事が増えているのだろう。

アフガニスタンで火事とかガス爆発とかで死にたくはないので、火の元には注意しよう。



2009年12月27日:Generalkenta

Comments

orientlibraryさん:2009年12月28日

「ファイダ・ナドラ」、、どうしてあそこまで?と映像を見て思いますが、benefitうんぬんの話ではないことは、強く伝わります。
アフガニスタンのシーア派のアーシュラーを知人がビデオに撮り、何度か見せてもらいましたが、TVで見るアーシュラーとはまったく異なるものでした。すさまじく本気で、ただただ圧倒されました。
映像に映っているのは男性たちですが、背後にいる女性や子供が祭にかける思いのようなものまで伝わってきました。
今またその映像を思い出しています、、

空気が乾燥しているんですね。火事、お気をつけください。
どうぞお元気で。
良いお年をお迎えください!!!

kentaさん:2009年12月28日

Orientlibraryさん、コメントありがとうございます!昨日はおとなしく家にいましたが、テレビで体を痛めつける様子が流れていました。スンニ派にとっては、アリー以下、イマムを崇拝すること自体が非イスラム的と考えられるので、一部のスンニ派にとっては興味がないのかもしれません。アフガニスタンではイラクで起こるようなスンニ-シーアの紛争は(恐らく)稀ですが、目に見えない軋轢はあるのかもしれないです。

師走で何かとお忙しいかと思いますが、良い年をお過ごし下さい!

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