2度目の正直

閣僚の2度目のノミネートがされた。1度目は24人中17人が議会から却下され、メディアで「deadlock(膠着)」や「political setback(政治的後退)」と報道された。確かに、このシステムだと5年間閣僚が決まらないという事態だって有り得るのだ。大統領が絶対的な人事権を持ってないというのも、僕からすると不思議な感じがする。

New Names in Karzai’s Second Cabinet List
http://quqnoos.com/index.php?option=com_content&task=view&id=3859&Itemid=48

ところで、1度目の投票でイスマイル・ハーンが却下されたのは歴史的に見てすごいことだ。国民の代表である議会が、ヘラートを実効支配していた伝説的なコマンダーを拒否するというのは、何万石も持っている殿様の首を百姓が鍬で切り落とすようなものだ。まさに民主主義を地でいっているわけだが、アフガニスタンというfeudalismとmonopolyがモノをいっていた世界に突如西欧で生まれた民主主義がやってきたというのは、理想と現実の間にものすごいギャップを生んでいるような気がする。

日本も、民主主義国家といいつつも、60年以上前の成り立ちが現在まで影響していてまだしっかりと根付いていないような気がする。夏目漱石は「西洋の開化(すなわち一般の開化)は内発的であって、日本の開化は外発的である」と、文明開化の後に述べていたが、明治維新と戦後という違いはあれども、鋭く的確な分析だと思う。



2010年01月10日:Generalkenta

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